・ステップ1 心構え

一番最初に悩むのが、「いろいろな手技があり何か一番良いのだろうか」ということだと思います。

確かにどれも良さそうに見えますが、良く内容を探って見るとと「言っていることは同じ事」ということがよくあります。

手技の方法ではなく整体の原理に目を向けるとシンプルに本質を学べると思います。

本の選び方も、手技ばかりが記載されているものではなくて、どういう原理で体が整っていくのか、
どういう原因で体が歪んで行くのかなどの解説が記載されている本を選ぶようにしましょう。

整体としてよく言われるキーワードは、左右の重心、左右足の長さ、背骨のゆがみ、骨盤のゆがみぐらいなものです。

重心が真ん中、左足と右足の長さが同じ、前後、左右、ねじるなどの動作に違和感がなければ整体であるといえます。
症状ではなく何が原因で、体が歪んでしまったのかという観点で体を見て行くように心がけましょう。

・ステップ2 自分の体を診断する

物事を改善するには、先ず現状を把握すると言うことが大切です。

整体も変わりません。

また、直ぐに他人の体を診断しようとする人がいますが、他人よりも先ず、診断が間違えても誰も苦情を言わない自分の体を対象にしましょう。

苦情を言わないと言うのは冗談ですが、先ず自分の体の状態が分からないようでは他人の体は分かりません。

診断と言ってもそんなに難しく考えることはありません。

正座をして、(前屈・後屈)、(左倒し・右倒し)、(左にねじる・右にねじる)という動作を行ってみます。

例えば、左は倒しやすいけど右に倒そうとすると引っかかる、違和感がある、曲がらないなどということがわかると思います。
他の前後、左右のねじれをチェックしておきます。

余力のある人は、仰向けに寝て両手を上げてみたり、左右の足の長さもチェックしたり、本に記載されている方法を試してみてください。

現在、自分の体がどういう状態であるのか、チェックして見ると以外と歪んでいることが分かると思います。

・ステップ3 自分の体で先ず試す

ステップ2で試した後に、下記の方法を行って見てください。

例えば、左に倒し難かったとしましょう。

倒し易い右側に更に曲がるようにゆっくり息を吐きながら2,3回倒してください。そうしたら、もう一度左右の倒れ方をチェックします。

どうですか、左に曲がり易くなっていないでしょうか?

同じように前後、左右のねじれもやり易いほうにゆっくり息を吐きながら2,3回動作してみましょう。

どうですか、体を動かし易くなったと思いませんか?
このように動作し易い方向に患者さんにゆっくり息を吐いてもらいながら、ストレッチさせるだけでも立派な整体の施術です。

・ステップ4 ワンランク上の手技

次は、もう少し体の動作を細分化して動かして見ましょう。

例えば、首の前後、左右、左右のねじれはどうですか?

右手首と左手首を比較するとどちらが硬くなっていますか?

肘はどうですか、肩はどうですか、膝は、足首は…。

そうやって、細分化して行くと面白いことが分かると思います。

例えば、左足首が異常に硬かったとしましょう、昔捻挫したり、挫いた経験はないでしょうか、あるいは右足を捻挫したり、挫いた経験はないでしょうか?

左足が硬い場合、右足をかばう為左足に過剰に負担がかかっている場合もあります、そんな場合は左足首をいくら調整しても直ぐにまた戻ってしまいます。

要するに左足が原因ではなく、右足首が原因だからです。

右足を調整すると左足が元に戻るだけでなく、肩こりが良くなったり、腰痛が軽減されたりする場合があります。

そのような場合、患者さんが肩こりを訴えて来たため、肩の調整をしてもまた直ぐに戻ってしまいます。

何度も言いますが、原因の右足首が改善されていないからです。

そのような原因を経験から、いち早く気づけるようになれるとワンランク上の整体師になれます。
先ずは、自分の体で全然違うところを調整してみましょう。

・ステップ5 流れを読める整体師

ステップ4まででも十分な指標になると思います。

ステップ5は特に必要ないかもしれませんが、参考までにこんな体の見方もあるよということで紹介しておきます。

今まで、体の動きを主体に見る方法を解説して来ましたが、別な見方もあります。

それは、氣の流れを感じ、体の状態を察知することも出来ます。

痛みがある場所、不調の原因の場所は、冷たいまたは、硬いという氣を感じます。
(痛めたばかりの急性の箇所はピリピリしたり、熱く感じたりします)

必ず氣の流れが滞っています。

ただ、闇雲に氣の流れを調べてもいずれ原因に突き当たると思いますが、時間がかかったり、複数の箇所が存在し何処が原因か迷う場合があります。

そんな時に、東洋医学の陰陽五行、経絡(けいらく)を勉強しておくと非常に便利です。

その経絡に沿って気の流れを感じとって行けば、予想出来るし、相克関係から原因を導きだすことも容易になります。

あなたが、気功整体を行いたいと思うのであれば、陰陽五行、経絡(けいらく)は覚えておきたいものです。